吉島天使とのばら箱―ある喫茶店から紡がれる物語

ふうちゃん、かわいいばっかり。かわいいばっかり。


お母さんがチンチラ。お父さんはアメリカンショート。
5匹兄弟だったんじゃけん。いちばんかわいいけぇ、連れて帰ったんよ。
平成11年2月うまれ。
おばちゃんと同じ2月じゃけぇ、余計かわいいんよ。
ヤクルトの瓶に乳首つけちゃぁミルクあげよったん。

今じゃ大きゅうなってから、おもたいおもたい。ねーふうちゃん、おもたいよー。
こまいときから、首輪つけてお散歩しよったん。
自慢じゃないが、ふうちゃん、かわいいけぇね。

すッチュッチュ。

Takezawa Nobuko



ストラップと貯金箱。

ストラップは、長女みほが、小学校の修学旅行の際に、江ノ島のお土産で飼ってきてくれたものと、
中国でのホームステイの際に、北京オリンピックのマスコットを買って来てくれたものです。

貯金箱は、次女めぐみが小学2年生の時に作ったものです。
今、小学4年生になりましたが、2年生のころを思いだすひと作品です。

変な話だけどさ、捨てちゃっていいものと悪いものがあるんだよね。

Nonokawa Yasushi



わしの奥さん、はるこさん。

わしみたいなのにようひっかかった。
ちょうど半々ちがうんじゃけ、わしが50のときは、25。
入院したらいつもこの写真もってく。

写真とってもらうの、はじめてよ。
もうちょっと若い背の高い時だったらよかったなぁ。
・・・・はよ帰らな。


辰年うまれ、90歳。

Hirai Tatsutaro 





あかりちゃんと、ななちゃんは、ばあちゃんの一番のたからもの。

あかりちゃんは、2000年11月15日うまれの6歳。
ななちゃんは、2007年7月12日うまれの8ヶ月。
あかりちゃんの夢はバレーの先生になることだって。

懐かしいね。
こまいときは、いっつもお店でお手伝いしよったんよねー。

一番のたからもの、ほんとはじいちゃんかな。


Masuda Yuriko - 喫茶のばらママ
らんちゃんはおしゃべりでおませな4歳。
ほがらかさん。
ママがお店で萩焼をおとしたらね。

「ママ、もうさわらんときいや。」だって。
あのときはまいったねえ。

らんちゃんが、お盆にうちに来てくれて、帰ってからくれたお礼のお手紙と、
絵はね、うちのダックスフンドのもみじちゃんを描いてくれたん。

Hirokawa Yukiko


平和公園から一直線に伸びる元軍事用滑走路を行った先、海に面した「吉島ーよしじま」という町にある、懐かしくてあたたかい喫茶店「喫茶のばら」。
喫茶のばらに集うお客さんたちに、「あなたのタカラモノはなんですか?」と尋ねました。
喫茶のばらを「タカラモノ箱」と見立て、そこに集うお客さんたちをタカラモノの物語を語り聞かせてくれる「天使」と見立てたプロジェクトです。



お花が大好き。
花は綺麗。
花は綺麗。

山野草なんかの自然な花がすき。

小さい頃から山に行っては花を眺めたりね。

お料理もお裁縫も好きよ。

Tamura Yasuko
喫茶のばら日常の店内風景と、
お客さんたちの姿をおさめた写真集を
制作しました。(喫茶のばら蔵)
喫茶のばら周辺の町並みを
おさめた写真集を制作しました。
(同時展示)
喫茶のばら近隣にある吉島東集会所にての展示風景。
階段をのぼりながら写真を眺めていただくインスタレーションの
形をとりました。撮影に使った羽根や、喫茶のばらのティーカップも展示。

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